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商標法四十七条における不正の目的と、不正競争の目的の違い

商標法の四十七条を見て疑問に思ったのは、似たような規定で、不正競争の目的という言葉と、不正の目的という言葉が使い分けられていること。

 

青本で調べたところ、競争関係にあるものにのみ適用される規定は、不正競争の目的とし、競争関係にないものにも適用されうる規定は、不正の目的とした、ということ。

 

なるほどわかりやすい。

 

ちなみに、四条一項一五号は、同一〇号の場合(同一・類似の商品(役務)間、すなわち競争関係が存在する場合での問題として扱うことで足りる)とは異なり、非類似の商品(役務)の間、すなわち競争関係が存在しない同業者以外の者の間にも適用があるものであるから、単に「不正競争の目的」では狭いので、これをも含めた「不正の目的」の文言を使用した。

 

工業所有権法(産業財産権法)逐条解説 第20版

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インターネットでも無料で公開されているので今のところ書籍は持っていません。

 

 

商標法 第2版

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質権、譲渡担保、抵当権はどういうもので、特許(知財)とどう関係するのか

よく、特許権や特許を受ける権利※が借金の担保にできるかが問題とされます。担保の方法(種類)によって違うのでまとめました。

 

※特許を受ける権利…特許庁に発明を特許にして欲しいとお願いする(特許庁に特許出願手続きをする)権利。発明者がこの権利をもつので、発明に関係の無い人が勝手に特許を出願するのは当然ダメ。ただし、発明者が特許を受ける権利を他人に譲ることは出来る。その場合は譲り受けた人が特許庁に特許出願手続きをして良いし、審査の結果、特許として認められた場合(特許査定を受けた場合)、発生した特許権も譲り受けた人のものになる。たとえば、企業の従業員が職務中に発明した場合、権利を勤務先の企業に譲渡することは多い。なお特許を受ける権利があったとしても、特許庁に手続きしなかったり審査にて特許として認められなかったりすれば(拒絶査定されたりすれば)、当然の事ながら特許権は発生しない。

 

抵当権…抵当権は、通常不動産を対象とした権利なので、特許権や特許を受ける権利を対象とすることが出来ない。特許法に抵当権を認める記載も無い。ちなみに不動産に抵当権を設定した場合、お金の借り手は不動産をそのまま使い続けることができる(担保となる不動産を貸し手に引き渡す必要は無い)。債務不履行が生じた場合、抵当権を有する貸し手は不動産競売で得られたお金を優先的に受けることができる。

 

質権…特許権には設定できるが特許を受ける権利には設定できない。特許庁の審査が済む前の権利(特許として認められるかわからない段階の権利)は、価値が不安定なので質権を設定するのに適当でないから。

なお普通は質権を設定した場合には、担保とされたものは質権者に占有される(引き渡される)。しかし特許権の場合には特許法の規定により、お金を借りた特許権者がそのまま特許を使い続けることが出来る。特許発明が有効に使われた方が、権利の価値も上がるから。借り手が担保を使い続けられる点では特許における質権は、不動産における抵当権と性質が似ている。

 

譲渡担保…特許権も特許を受ける権利も両方対象とすることが出来る。譲渡担保は判例によって認められてきた制度のため法律には規定がない。譲渡担保は、所有権をお金の貸し手に移し、お金を返済したら所有権を返してもらう仕組み。そのため、特許を受ける権利を譲渡担保にすると特許出願人はお金の貸し手になる。また、特許権を譲渡担保にすると特許権者はお金の貸し手になる。

権利を譲渡担保にしていることを特許庁に登録する制度がそもそもないので、特許庁に対しては単なる譲渡として届け出る必要がある。それも理由で実務ではあまり使われない。

 

標準特許法 第6版

標準特許法 第6版

 

私の持っている高林先生の本にも解説がありました。

 

特許法 第2版

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茶園先生の本も定評がありますが私は未読。

 

bothは形容詞の時も冠詞の前につく

今日も昨日に引き続きDMM英会話でビジネス教材の授業を受講しました。

実は昨日と同じレッスンを取りました。消化不良だったので。二回目だとさすがにスムーズに終えることが出来ました。

 

本日の教材

 

昨日、今日のレッスンで気になったのは以下の文です。

 I have also worked for "Healthcare" and "Global Locally" as both an advertisement manager and a public relations specialist.

形容詞だと思われるbothの後に冠詞のanがついています。普通、形容詞の後に冠詞は来ません。むしろ冠詞の後に形容詞が来ます。

 

調べたところ形容詞としてのbothの場合、冠詞の前に配置するんですね。恐らく中高のどちらかでは学んだと思うのですが、全然覚えていませんでした。

 

Weblioにはこんな英文がありました。

I have both an uncle and an aunt.
私には叔父と叔母が一人ずついる。

 

aとtheの底力 -- 冠詞で見えるネイティブスピーカーの世界

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A級順位戦始まる

将棋のA級順位戦の最終日です。

https://twitter.com/furifusen/status/1101056299989520384?s=20

 Twitterで見かけましたが、中継や解説会の解説陣も非常に豪華。タイトル戦よりも盛り上がるかもしれませんね。

私は棋力が低く、対した努力もしないため、将棋の技術的な面はからきしわからないですが、将棋界の雰囲気が好きで未だにプロ将棋をウォッチしてしまいます。

 

大人から将棋を始めると全然勝てないことに嫌気がさすのですが、将棋を見る分にはそのようなストレスと無縁なので、大人になってから興味を持った方はプロ将棋を見ることを趣味にするのが良いと思います。

 

NEW スタディ将棋 (リニューアル)

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将棋「初段になれるかな」会議 (扶桑社新書)

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ビジネス英会話に関する授業の質が高いビズメイツからDMM英会話に移った理由

今日は久しぶりに朝ウェブの英会話を受講しました。

これまでビズメイツというウエブ英会話会社に登録していたのですが、今日からDMM英会話に変更しました。

実はDMM英会話もビズメイツ以前加入していたので出戻りになります。

 

なぜDMM英会話からビズメイツに1度に移ったかというとこちらの方がビジネス向けの英会話に対する授業の質が高そうと感じたからです。実際受講してみると教材の質や講師の質は高いと感じました。特に印象的だったのは講師の方が私が述べた英語をより適切な文に直して、毎回チャットしてくれたことです。本部からそうするようにと指導されているのだと思います。

受講料が高いのですが、その分質問担保されているとも感じました。しかしこのビズメイツ途中で休会してしまいました。授業の質が高いぶん学ぶことが多くて消化不良になってしまったからです。特に私は朝寝起き直後に授業を受けることが多いです。寝ぼけた頭では充実した授業が返って負担に感じてしまいました。またビズメンツでは、授業の進捗を厳密に管理するので息苦しさを感じていたというのが正直なところです。決して悪い学校ではないのですが。

 

そんなこんなで受講を再開するにあたり思い切ってDMM英会話に戻ったということです。

DMM英会話にもビジネスの教材はありますしまたビジネス以外の教材もたくさんあるので気分に応じて好きな授業を選択できる自由なところあります。

また再開して気付いたのですがシステムが非常に洗練されていました。例えばDMM英会話では、教材と講師とのチャットボックスが同じウェブページで表示されるように変わっていました。両方同時に見ることができるのは、便利なところだと思います。DMM英会話は技術力が高いので、このようなウエブサイトを構築しやすいのかと想像しています。

 

 

英辞郎 第十版 辞書データVer.151[2018年1月18日版] (DVD-ROM2枚付)

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茶こし付きカップがあれば急須がなくても会社でお茶が飲める

会社でお茶を飲む時、teaバッグを使っていたのですが、ハリオのワンカップティーマグを貰ったので代わりに使用してみたらとても便利でした。

これは、茶こしがついたカップ(マグ)です。急須がなくても好きなお茶を入れることができます。コーヒーをいれるのに使う人もいるとか。

カップの蓋の部分をひっくり返すと茶こしを置く台になるので、使用後の茶こしから滴る水滴を蓋で受け止めることが出来ます。とてもよくできています。

ただ茶こしが白いので茶渋が目立つのが難点かも

 

 

 

ネクタイ初心者はセミウィンザーノットで綺麗に結ぼう

新しいネクタイをプレゼントしてもらったの機会にネクタイをつける頻度が増えています。

私は元々ネクタイをつける頻度が少なかったので、ネクタイを結ぶのは苦手だったんですが、セミウィンザーノットという結び方を知ってネクタイを結ぶのが上手くなりました。

 

結び目が逆三角形に近くなるので形が綺麗なんですよね。大きさも程よいです。

シングルノットという一番基本的な結び方だと結び目が小さすぎて、ネクタイが長すぎることが生じやすいのですが、セミウインザーノットだとそのようなことはなく、ネクタイを適当な長さに調整しやすいです。

 

[フォーチュナトウキョウ] ネクタイ FT-T05 ディープブルー 日本 R-(FREE サイズ)

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男の着こなし最強メソッド 服は口ほどにものを言う

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