酒税改正なるか?発泡酒を毎日飲むより美味しいビールを週一で飲みたい
ここ最近、ビール系飲料に関する税制が議論になっています。
簡単に言うと、ビール、発泡酒、第三のビールで酒税が違うのは不公平だから、できるだけ税率の差を無くそうという話です。
自民党税制調査会は、よく似た酒で税率が違うのは税負担の公平性から問題があるうえ、税収の減少にもつながっているとして、来年度の税制改正に向けて、ビールの税率を下げ、発泡酒と「第3のビール」の税率を引き上げる方向で見直す方針です。
私なんかは週に一度くらいしか飲酒をしないので、その機会には発泡酒や第三のビールよりは美味しいビールが飲みたいと思う人間です。その立場からするとビールの税金が安いほうがありがたい。
麦芽の量が少ないというハンデを自ら背負ってまで、ビールに似せた飲料を開発しているビール会社の状況も不自然です。ビール会社には、せっかくなら美味しいビールを開発してほしい。
ちなみに、私がいま一番おいしいと思うビールは、ヤッホーブルーイングのものです。
特に「インドの青鬼」は美味しいです。
7パーセントとアルコール度数が高いので、アルコールに弱い自分はあまりたくさんは飲めないのが残念なのですが、そのぶん強いコクがあってうまいです。
ただ、本当の酒好きは、安い酒でもうまく飲めるという話を聞いたことがあります。
たとえば、「酒のほそ道」という漫画で有名なラズウェル細木氏が、昔、週プレ(週刊プレイボーイ)で、ペットボトル焼酎のおいしい飲み方についてインタビューを受けていました。
ペットボトルの焼酎は、いわば安酒の代名詞です。「酒のほそ道」なんて漫画を連載しているくらいなので、ラズウェル細木氏は酒にもこだわりがあるのかなと思っていたのですが、本物のお酒好きにしてみれば、安いお酒には安いお酒なりのおいしい飲み方があるということなのでしょう。
そういう方々にとって見ると、安く買える第三のビールがなくなってしまうと大きな打撃なのでしょうね。税金問題は国政でも最も扱いが難しいと聞いたことがありますが、酒税についてもすぐに結論が出せるものではなさそうです。
追記
早速、ビール税統一見送りというニュースがネットに出ていましたね。