昔、東南アジアに行ったときに担当してくれた現地の添乗員さんがたくさん日本語で話しかけてくれた事を思い出した。
言葉ぶりは丁寧で発音も良く、ペラペラ話しているように聞こえるのだが、結構集中していないと何を話しているのか、その内容を把握することが難しかった。
たぶん、ガイドさんの文法や語順、文の組み立てが上手くなくて、それらを聞き手の私が上手く補わないといけなかったからだと思う。
ただ、マイナーな日本語を話せる人は海外では貴重だし、現地語しか話せないドライバーさんと私の間の仲立ちをして、所望の場所に連れて行ってくれる、というガイドとしての十分果たしてくれた。
ここでわかる言語学習に関する教訓は以下の通り。
(1)完璧でなくても頑張って話せばなんとかなることがある。仕事でお金を稼ぐこともできるかも。
(2)かといってブロークンでも常に大丈夫というわけではなく、文法・語法に留意して規範的な言葉遣いを習得したほうが円滑に意思疎通しやすい
言語学習だと、いろいろ極端な意見があるけれど(文法は不要だと主張するとか、とか、ミスを極端にあげつらうとか)物事には両面あるから、常に学びつつ、出来ることは勇気を持って実践する、というのがよい落としどころのように思われる。