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映画のエキストラに出た

http://www.flickr.com/photos/68677390@N06/6245352130

photo by Movieing Memories

 

エキストラに出た

知り合いから人が足りないと頼まれて映画のエキストラに参加してきました。

市民参加型のローカル映画の趣なのですが、監督は賞もとったことのある結構すごい人のようです。

 

規模にかかわらず映画撮影の風景を見たのは初めてだったので興味深かったことを紹介します。

光にこだわる

光のあたりかたにはこだわっていました。

目にしただけでも撮影中以下のようなことをしていました。

 

■部屋の照明に黒い紙をかぶせて光の発散を抑える。

■レフ板で俳優に光をあてる。レフ版の角度は細かく調整。

■窓の反射光を抑えるためにふすまを占める。

■小道具のホワイトボードに光があたってボードがテカるのでホワイトボードの角度を細かく変える

 

構図にこだわる

俳優の立ち位置を細かく右にずらしたり、左にずらしたりしているのが印象的でした。

おそらく画面の中で、主要人物がどこにいるかでシーンの雰囲気が変わるんでしょう。

 

背景に気を配る

窓に反射して写っている人にも演技をするよう指導していたのが一番印象的でしたね。

 

スタッフはたくさんいる

私がエキストラに出させてもらった映画は、おそらく映画館で上映するような映画ではなくて市の施設とかで公開されるような小規模なものです。

それでも音響の人とかカメラマンの人のほかにも撮影の段取りを説明したり、エキストラに演技指導をしたりする人や、小道具を用意する人などスタッフが何人もいました。

 

監督の権限が強い

たくさんいるスタッフが、よく監督の指示を仰いでいたことが印象的でした。

多くの人が映画を作るためにはたらいているとしても、最後にはやっぱり監督の思いが映画にはにじみ出るんだろうと思わされました。