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いっきに学び直す日本史を三回浅く読んだ

 

 

いっきに学び直す日本史を、飛ばし飛ばし三回読んだ。日本史を高校の頃履修しておらず、知識が足りていない自覚があったので、また時間がある時に読み直して知識を積み重ねたい。

 

この本、何故か企画しただけの佐藤優氏が全面に出ているが、元はかなり昔の大学入試向けの参考書。佐藤氏が繰り返し読んだ本として2016年に改定されて発刊された。

 

発刊当時、佐藤氏も知識人として今よりもずっと尊敬を集めていた。最近はロシア贔屓が強く、ロシアのプロパガンダにのっているのでは、という印象が私には強い。それはともかく彼はこの本の内容自体に特にタッチはしていない。推薦しているだけ。

 

歴史をみると今の価値観では到底考えられないことを時の権力者はよくやっているな、という感じがする。近代なんかは侵略と民衆の弾圧を繰り返している。この頃、別のやり方をしていれば、例えば当時の民主主義運動にもっと政府が寄り添っていたら今の日本はどうなっていただろうか、などと考えた。

 

この本の特徴として同じ筆者が最初から最後まで通しで書いているということ。確かに時代ごとごとに記載内容がぶつ切りになっている、ということは感じなかった。長い歴史をひとりできちんと網羅できているのか、は私の知識ではよく分からない。

 

元は古い本なので、新たに記載を改めて改定されたとはいえ、現時点の通説と異なる記載が残っていないか、という心配はちょっとある。ただこれも私の知識では確かめようがなくよく分からなかった。

 

 

私が元々買ったのは冒頭の電子版でひとつにまとまっているが、紙では2冊分。内容も歯ごたえがあるので、簡単に学び直すような本ではなくじっくり取り組みたい人向け。

 

電子版を繰り返し読んで、紙でも欲しくなったので注文した。スマホで読むのが辛いこともあるので。