いろいろなものを変なところに置き忘れるので、スマートタグとか忘れもの防止タグ、忘れ物トラッカー、などと言われるtileを使っている。
これは鍵や財布、IDカードなど大事なものに取り付けるタグで、Bluetoothでスマホと接続できる。そしてスマホの操作で、タグのアラームを鳴らすことができる。部屋のどこに置いたか分からなくなった時には音でタグの場所を探ることが出来る。
タグがBluetoothの範囲外で見つからなかった場合には、ほかのtileユーザーの力を借りて現在タグがある場所を探すことも出来る。見失ったタグがほかのtileユーザーのスマホに接続されると、そのユーザーのスマホのGPSを利用してタグの場所が分かる仕組み。
ここまではtileを購入すれば誰でも利用可能。
なお、タグと自身のスマホのBluetoothの接続が切れると、スマホに連絡がくるようにもできる。どこかにタグを置き忘れるとスマホに通知があるので早めに置き忘れに気がつくことが出来る。この機能だけは利用するに年間3600円かかる。
話を戻して、紛失したタグの位置を他のユーザーのスマホの力を借りて探りあてる機能は、tileを利用している他のユーザーがタグの近くにいないと意味が無い。正直、tileユーザーはそこまで多くはないので、駅前など人口密集地区でもないと探すのは厳しい。
この点では、iPhoneのエアタグという製品の方が使い勝手が良い。エアタグはiPhoneの標準の機能に対応しているので、iPhoneユーザーの誰かが近くにいれば、エアタグの場所がすぐに判明する。iPhoneユーザーは非常に多いのでかなりの確率でエアタグを見つけることが出来る。
私が利用しているのはAndroidでエアタグは使えないので仕方なく代わりにtileを使っている。そもそもAndroidには忘れもの防止タグを検知する標準機能がないのが、tileの弱点を産んでいる。今後、仮にAndroidスマホにもタグを読み取る機能が標準で搭載されれば、tileも全てのAndroidユーザーの力を借りて、もっと使い勝手が良くなるのだが…。この点ではiPhoneユーザーが羨ましい。



