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ビッグデータやAIから知財業界の会社員としての生き残り戦略を考える

先日 弁理士会の正林先生の書いた記事を読みました。

厳しい現状にある弁理士の今後の戦略に関する記事です。

先生は戦略として主に二つの手段を紹介されていました 一つは新しい市場に打って出るということです。もう一つは新しい事業に打って出るということです。

新しい市場とは例えばこれまで特許を出願したことのない中小企業に相当します。ここに営業をかけるのが一つの手段です。

新しい領域とは弁理士がこれまで扱ったことのない 著作権法等の相談が挙げられます。一から慣れない事業を立ち上げることになります。

この二つのうち今のところ弁理士は慣れ親しんでいる特許等の領域で新しい市場に打って出ようとしている、 つまり中小企業等に営業をかける方が多いようです。

 

私は弁理士ではありませんが特許業界に属しているので参考になりました。

仮に現在の企業でのキャリアの先行きが怪しくなった場合にをどのように身の振り方を考えるか。またその場合にあらかじめどう備えておくか。

同じ特許の範囲の中でも新しい市場である技術分野、 例えば人工知能 やIotなどを学んで 市場開拓していくことが考えられます。

もう一つは 特許の枠を超えた事業、すなわち特許以外の知財領域に進出していくことも考えられます。例えばビッグデータの新しい知的財産として有望視されているので、不正競争法などを学びつつ最新の動向にキャッチアップしていくことが考えられます。

ここらへんに会社員としてのチャンスが残っている気がします。

 

知的財産法判例教室

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正林先生の本。私は旧版を持っています。

 

 

知識ゼロからのビッグデータ入門

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