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投票は好き嫌いでえらぶのも手

間近にせまった衆院選

そろそろ衆議院選挙ですね。

下馬評では自民党の優位は揺るがず、世間の盛り上がりもいまいちのようですが、せっかくの機会なので私は当日選挙に行こうと思います。

 

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photo by mohammadali

 

そうなると、そろそろ政党や候補者の主張、政策を調べて、どの候補どの政党に一票をいれるかを決めなければいけません。

 

候補者の主張を検討するコツ

bloodingsome’s diaryの「選挙に行く前に考えるべきこと。」という記事によると、政治家の話を面白く聞く枠組みが3つあるそうです。引用します。

仮に行かないとしても、政治を考えたり政治家の話を聞く上で面白くなるフレームワークを紹介します。以下の、3つの視点です。

1、抽象的な政策目標。例:子育てのしやすい国にする。

2、具体的な政策目標。達成できたかどうか、判断できる目標。例:男女共に育休取得率を○%にする。

3、政策手段。具体的な政策目標を達成するための方法。従業員が○人以上の企業は、育休取得率が○%にならなかった場合、罰金○円を課す。

 

確かに(1)抽象論な理念、理想、(2)具体的目標、(3)達成手段という枠組みに分けて話を聞けば、政治的主張も理解しやすくなりそうです。

 

今回の選挙の検討ポイント

では、今回の選挙の争点をまとめてみます。

いつの選挙も、一番の争点は経済問題です。そこで上のフレームワークに沿って与党自民党の経済政策をまとめてみると、概略以下のような感じになるのではないでしょうか。

 

(1)日本再生のため、

(2)デフレ脱却等々を達成する必要があって、

(3)そのためにはアベノミクスの推進が必要。

 

つまり(1)が抽象的な理想であり、(2)が理想を目指すためにたてた目標であり(3)が目標を達成するための手段、方法となります。

 

具体的になるほど是非の判断が難しい

一般的に、議論というのは抽象論ほど理解が難しく、具体論になるほど理解が容易になる傾向があります。

ただ、こと政治の話題になると話はそう単純ではなさそうです。

 

上でまとめた自民党の主張を見てみると、(1)→(2)→(3)の順で話は具体的になりますが、その一方で、話がどんどん複雑になっていきます。

 

(2)のデフレ脱却の要否くらいであれば、私も多少の意見を持つことがなんとか可能です。しかしながら、より具体的な(3)アベノミクスの是非にまで話が及ぶと、率直に言って賛否以前に内容を正確に理解できません。

 

学識者と言われる人たちですらアベノミクスの是非については、「日本再生の最後の切り札」といった肯定的意見から、「亡国への道」といった否定的意見まで賛否様々です。

 

政策は具体的になるほど是非を判断するのは難しいといえそうです。

 

最後には好き嫌いで選ぶ

政策の具体論を検討するのが難しいとなると、抽象的な理念に注目せざるをえません。

つまりは与党が目指す国家像を選ぶか、野党が目指す国家像を選ぶかといったように。

ここまで来ると、政策の検討と言うよりは与党が好きか野党が好きかの感情論ですよね。

 

ただ、政治とは世の中のすべての事象を扱うといっても過言ではないので、どんなに細かな政策集を作ったとしても、世の中の問題すべてを網羅することはとてもできません。

最終的には、問題が起きるたびに、政治家が自身の信念に則って対処を判断することになるはずです。

 

であるならば有権者としても政治家、政党が持つ理念について感情的に受け入れられるかという判断で投票先を選ぶのもひとつの手だと思います。

 

知らないと損する 池上彰のお金の学校 (朝日新書)

知らないと損する 池上彰のお金の学校 (朝日新書)

 

 以前この本を読んだところ、経済の基本的な仕組みについてよく理解できました。

池上さんの本はわかりやすいです。

 

 池上さんはアベノミクスの本も書いてあるんですね。

よく理解できていないのでいずれ勉強したいです。