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令和二年の弁理士試験一次試験(短答式試験)の自己採点は42~43点。2次試験に進めそう。

今日は令和2年(2020年)の弁理士試験の一次試験(短答式試験マークシート式試験)を受けてきました。

正直、過去問を解いているときよりも難しく感じました。特に試験開始直後は、緊張のあまり特実で長文問題が頭に入りませんでした(解いているときは必死で気づきませんでしたが、今年は特実で長文問題が多かった模様)

また意匠も法改正を正面から扱う問題が出て動揺しました。例年、法改正直後は難しい問題はでない、という話だったので正直あまり注力していなかったんですよね。山を張ってはいけないな、と試験中、後悔していました。

 

試験中は、特実や意匠で上記のようによくわからない問題が多発したので、すぐに解答が思いつかない問題は飛ばして後に回すことにしました。ただ、解いていない問題が途中にあることが気になってしまって、その後も気持は焦り気味に。

その結果、不正競争防止法の最後の問題を解いたときには、試験時間が1時間も余っていました。その後、飛ばした問題を解きなおしたのですが、それでも時間持て余し気味でした。

 

足りないよりはいいのかもしれませんが、もともとの戦略ではミスしないように問題文をじっくり読む予定だったのタイムマネジメントは失敗です。

実際、焦って問題をよく読めておらず間違えてしまった問題がありました(つらい)。

 

なお、試験後にタックのWEBセミナで齋藤先生の所感を聞いたりtwitterの反応をみたりしたところでは、私の印象もあながち間違っておらず、例年よりは難しかったのかなという感じです。ただ、弁理士試験の一次試験は相対評価ではなくて絶対評価で、合格基準点39点(=六割五分の正答率)を超えないと突破できないのがつらいところです。

 

各予備校から解答速報が出ているので、不安を抱えながら自己採点しました(※特許庁の正式の解答発表は連休明けの水曜日)。

TACの解答基準だと43点、LECでは42点、吉田ゼミでは43点でした。予備校ごとに解答が割れている問題もいくつかあってそれだけ難しい試験ということですね。

ただどの予備校の解答をみても合格基準点の39点を超えていて、法域ごとの最低基準点(=4割)も上回っていたので2次試験(論文式試験)に行けると考えてよさそうです。

 

あと、1次試験で問われたところは2次試験でも問われるようなので復習はしていきたいです。TACの齋藤先生のコメントを踏まえたうえでの今後の注目ポイントは以下の通り。

 

<特許>

■優先権

■実施権(通常&専用)

 

<意匠法>

■法改正(関連意匠、画像、建築の意匠)

 

<商標法>

■1条(法目的)

■実施権、使用権

 

そういえば10月1日に施行されることになる法改正で、査証制度も試験範囲に入ってくるらしいです。正直、そこがでるとお手上げってかんじですね。コロナ問題で試験日が遅れなければ試験範囲になっていなかったはずですから。さすがに出ないと思うのですが…。

 

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 私は主に上記の3冊で短答式試験を乗り切りました。すべてTACの指定教材ですね。

 

 

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